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口尾 麻美Asami Kuchio
料理研究家。世界の料理をテーマに、旅先で出会った味からヒントを得たレシピを
各種メディアで発信。
【著書】
『まだ知らない台湾ローカル旅とレシピ』
『はじめまして 電鍋レシピ 台湾からきた万能電気釜でつくる おいしい料理と旅の話。』
など多数。
世界じゅうで愛されている中華料理ですが、韓国には韓国独自の中華料理があります。
それが、韓国ドラマの食シーンにもたびたび登場する「韓国式中華」。
19世紀の末、中国出身の華僑が開いた中華料理店のメニューが発祥といわれ、今では広く親しまれる国民食となっています。
そんな韓国式中華を代表するのが「チャンポン」。初めて食べたときには中華料理がルーツとは思えないくらい別物で、
韓国の人はアレンジ力がすごい! と感心したのを覚えています。
このチャンポンと並んで、ジャージャー麺から派生した「チャジャンミョン」が2大人気メニューで、
現地では「タンスユク」という韓国風酢豚と一緒に食べるのが定番。
また、ペダル(出前)文化の韓国では日常的に出前を利用する人も多く、ここでも安くておいしい韓国式中華は大人気。
街中で配達のバイクをよく見かけました。
さて、このチャンポン。もとは鶏骨と豚骨から煮出した白湯スープがベースでしたが、韓国人好みの味に変化をして、
現在では唐辛子色の真っ赤なスープが特徴になっています。
具はエビやイカ、タコ、貝類などの海鮮と野菜が中心。今回は手軽なシーフードミックスを使いましたが、
殻つきの貝をプラスするといいだしが出て、味に深みがでます。
現地ではムール貝を使うのがポピュラーですが、手に入りやすいアサリでもOK。
また、中華麺の代わりにうどんでつくっても、もちもちとしておいしいですよ。
さわやかな辛味とうま味の際立つチャンポンは、暑い夏にもぴったり。
話題の味をぜひ、お試しください。
『ESSE8月号』掲載
撮影/柳原久子 イラスト/森 千章 取材・文/城石眞紀子 デザイン/宮島信太郎(SHIRT)
材料(2人分)
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ムール貝またはアサリ(殻つき)8~10個(250g)
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タマネギ1/2個
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キャベツ2枚(100g)
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ニンジン1/4本
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長ネギ1/3本
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豚こま切れ肉50g
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冷凍シーフードミックス100g
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中華麺(太麺)2玉
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水5~6カップ
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塩、コショウ各少し
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赤唐辛子、青唐辛子(各小口切り・好みで)各1本
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サラダ油大さじ1
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【A】
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粉唐辛子大さじ1~2
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しょうゆ大さじ2
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化学調味料無添加オイスターソース大さじ1/2
作り方
- ムール貝は殻の汚れを落としてきれいに洗う。タマネギは薄切り、キャベツはざく切り、ニンジン、長ネギは細切りにする。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったら❶のタマネギ、キャベツ、ニンジン、長ネギを入れて炒め、野菜がしんなりしたらAを順に加えてさっと炒める。❶のムール貝を入れて炒め合わせ、分量の水を加える。煮立ったらシーフードミックスを凍ったまま入れて5分ほど煮て、塩、コショウで味をととのえる。
- 中華麺は表示どおりにゆでる。水気をきって器に盛り、❷を注いで赤唐辛子、青唐辛子をのせる。
肉と野菜を炒めたら、調味料は粉唐辛子から入れると辛味と香りが立つ
使った調味料はこれ